アスベスト検査が義務化されています

アスベスト(石綿)検査は2021年4月以降義務化されました。石綿は繊維状の鉱物で酸やアルカリなどの腐食に強く、耐火性能もすぐれており安定性も高いことから建設資材のほかにも色々な工業用品で使用されてきました。天然にも広く分布する鉱物であり価格が比較的安価なことも業種をとわず利用を後押ししてきた要因です。しかしその繊維は極めて細かく飛散しやすいために、除去作業の際に所要の措置をとらないと、作業に従事する人だけでなく周辺住民も飛沫を吸引するリスクがあります。

空気中の石綿繊維を吸い込むと、数年から数十年を経過してから肺ガンや中皮腫などの深刻な健康被害をもたらすことが明らかになりました。かつてはビル建築工事の現場などにおいては、保温断熱目的で石綿の福地家作業が盛んに行われていたものの、その後は規制シフトが鮮明になり、既に昭和50年には原則使用禁止になっています。日本国内では平成18年4月1日以降、アスベストの製造は全面禁止になっています。これから課題になるのは建物や建築物・工作物の解体や補修・リフォームなどの施工時における悲惨や暴露の防止です。

2021年4月には工事施工前のアスベストの事前検査が義務化されており、2022年4月からは全面的にアスベスト検査が義務化されています。具体的には延べ床面積80平米以上の解体工事などのほか請負金額100万円以上の建築物の解体や補修工事などが対象になっており、一般の戸建て住宅も大半をカバーすると見られます。アスベストの検査のことならこちら

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