アスベストの検査について

アスベストは古い建物の断熱材として広く用いられていた人体に大変有害なものです。というのも、石綿との別名を持つその断熱材は、細かい繊維が飛散し、それを吸い込むことで肺への重篤な疾患をもたらすからです。その古い断熱材はその危険な特性を持つことにより、たくさんの死亡者も出しています。しかし、何故、そのような危険なものが好んで使われていたのでしょうか。

それには勿論、アスベストに利用価値があったからです。断熱材としての効果は勿論、防音効果も兼ね備え、価格も安いと三拍子が揃っていたことが原因とも言われています。しかしながら、古い建物でアスベストの使用が疑われるような場合にはどのようにして検査を行えば良いのでしょうか。まず、その危険な断熱材を個人で検査を行うことばまず不可能です。

なぜなら、吸い込むと危ない繊維は目で見ることができないからです。勿論、それから身を守る術もなくてはなりません。そこで専門業者に検査を依頼することがベストです。専門業者であるなら、専用の防護服を持ち、特殊な機械で空気中に漂う繊維を採取し、特別な顕微鏡でアスベストが用いられているか確認できるからです。

その検査でアスベストの使用が確認されれば、そのまま撤去してもらいましょう。そうでないと、建物を使用し続ける限り、生命の危険が継続してしまいます。撤去するのも素人が素手で行うわけにはいかないので、撤去して処分してもらうまでが一連の流れと理解した方が良いでしょう。

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